幼児期の教育について

–どこにおかれても一生ひとりで学び続けられる人をつくるのが学校教育の目的であるとさえ私は思う。人生の大きな不幸の一つである「退屈」とはもっとも無縁なのが「学ぶたのしみ」「考えるたのしみ」を持つホモ・ディケンスだからである–
神谷美恵子、「こころの旅」より

「やっぱり幼児教育って必要でしょうか?」

そんな質問を多く頂きます。

ご自身が小さいころは小学校入学以前に習い事をしている子は珍しく、そのような家庭は、真剣に芸術家などへの道を志されているケースばかりだったことと思いますので、「必要なものか?」の問いには心から頷く思いです。

  • 自分は幼児教育は受けずとも問題なく育ったように思う
  • 一般的に言われる幼児教育の「メリット」は、高学歴や高収入に繋がる「投資」としての位置づけであったり、或いは、書店に並ぶような、「天才・英才」となるためのものであったりするように聞こえる。本当に幼児教育は「正しい」のだろうか?

子どもへの教育に真剣に考えられるご家庭ほど、こうした疑問を持たれることと思います。

答えは一つではないと思いますが、幼児教育の末席に座る身として、多く頂くこの質問には次のようにお答えしています。

幼児期からの学びのメリットについては誤解されやすいと思っています。

「科学的」に実証されていると言われる、幼児期からの教育投資と高学歴・高収入との相関関係は確かにあるのだと思います。

しかしながら私は、幼児教育の真の意義は、将来の高学歴や高収入、天才や英才育成などには無いと考えています。

生涯学習と言われるように、「学び」、は一生を通して付き合っていく朋友のような存在です。

この「友だち」との関係が良いと人生は楽しく実りが溢れるものと思います。

しかしながら私たちの多くは、「学び・勉強」との出会いが小学校に入ってからとなることが多く、その結果、「勉強」=「テストの点数をとるためのもの」、と認識しがちになります。

これは、先生の教え方が悪い、などの話ではなく、構造上の問題になります。

「理解するため」に学ぶ。理解はテストではかる。

これが、「私たち」が受けてきた「勉強」との出会いであり、関係だと思います。

このため、「テスト(=学歴)に繋がらない学びは意味に乏しい」と思いがちになり、「勉強」は「大学卒業と共に終わる」と誤解します。

「学び」の醍醐味は、「知らない世界を知る楽しさ」、にあります。

好奇心が好奇心を醸成し、それは自己や他者への興味に繋がり、人や世界への親しみと幸せを作り出します。

文部科学省も2020年から教育方針をバカロレア方式に転換することを決めました。

アクティブラーニングの基礎となるのは学びへの好奇心となります。

そのような「学び」との出会いについて、幼児期というのはとても理想的な時期になります。

まだ「理解度チェック・テスト」が求められない時期に、「学び」に触れる。

脳の9割がたが6歳頃までに形作られると言われますが、まさに脳が作りこまれる時期に、「原体験」として、「学び」の楽しさに触れる。

特に3歳前後の子どもたちの、世界のあらゆるものへ興味と好奇心を持つこの時期に、それを肯定してもらえる環境や教師との出会いのもと、「学ぶ楽しさを学ぶ」ことは、その子の人生観や人間性の土台を作るとても有意義な営みと考えます。

”詰め込み”、でも、”先取り”、でもなく、

楽しく経験を積み重ねながら、「学び」の楽しさを知っていく。

そんな幼児教育の普及を、全てのご家庭に。

Gloridge Kids Schoolはこれからも心を尽くして参ります♪

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